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itoshinロゴ | ホームページ制作、ロゴデザイン、群馬県太田市のデザイン事務所「ITOSHIN」

中小企業の商売に「ロゴ」が大事な訳

マクドナルド、セブンイレブン、スターバックス、多くの企業はひと目でそれと分かるロゴを持っており、その形をや色をみるだけでその企業をイメージ出来る程世間に浸透しています。これは誰もが知る大企業に限った事なのでしょうか?また個人経営や中小企業ではこういったロゴは必要なのでしょうか?「ロゴ」を掘り下げて考えてみましょう。

 

店舗や会社の名前が分かれば良い?

まず「ロゴ」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?

このページをご覧になっているであろう中小企業経営者の方や個人経営の店主の方の視点で考えてみますと・・・

  • 「ロゴがあるとお店や看板が格好良く見える」
  • 「(ロゴは)ある方が良いけど無くても困らない」
  • 「ロゴは大企業が作るモノ」
  • 「余裕があれば作りたいけどウチ(中小企業)には不要」

の様な感じでしょうか?

上記を具体的にまとめると、

「ロゴは有る方が良いが無くても別に困らない」し、「大企業にロゴがあるのは分かるけど中小企業や個人経営のお店には必要無い」

というイメージになるかと思います。

ロゴには単なるマーク以上の機能がある

確かに大企業では殆どの企業でそれと分かるロゴがありますが、そのメリットはどの様なものでしょう。

  • ロゴの色や形でその企業を誰もがイメージできる(例:黄色いMマーク = マクドナルド)
  • 同じ業種であってもロゴが違うと選びやすい(例:スターバックス / ドトールコーヒー)
  • 有名企業のロゴを見ると安心して買える(例:パナソニックの家電 = 保証がしっかりしており品質も高い)

誰もがそれと分かり「同業他社との差別化」となり、「品質の保証」となり安心して買える、などのメリットがあると言えます。

言い換えるとこれらは「ロゴの機能」という事になります。

つまりロゴは「差別化の為の刻印」の様なモノであり「品質を保証する証」になるという事なのです。

これらの機能を考えると「ロゴが大企業だけに必要なモノ」という考えるが必ずしも正解ではないと分かるかと思います。

「同じ地域に同業他社が多数あり」、「自分たちの商品を安心して買ってもらいたい」中小企業にも必要なモノだと考えられます。

先ずは「ちゃんとしてる感」が大事

さてロゴが中小企業にとっても大事な機能を持っている事が分かりました。

しかしロゴは単に格好良く作れば良いというモノではありません。

ロゴを「差別化」と「信頼の証」として機能させるためには、

  1. 企業の特徴や魅力が表現されている(コンセプト訴求)
  2. 業務内容を想像できる(業態の明示)
  3. 世界で唯一のデザインである(独自性)

などの特徴を備えてる必用があります。

(1)については色や形が大事となります。マクドナルドのロゴはチーズやポテトを連想させる曲線のMでその魅力や特徴を表現しています。

(2)はロゴのグラフィックやタイポグラフィで表現されます。企業の業務内容やコンセプトを表現したシンプルで伝わりやすい視覚表現が必用です。

(3)は当然ながら、他と見間違えたり大企業のマネをした模倣の様なデザインでは逆に世間の信頼を落とすことなりますので「オリジナルで唯一のデザイン」である事が重要となります。

また(3)に関してはロゴとしてのパターン展開(縦組み・横組みなどのレイアウト違い)が複数あっても基本的には一つである必用があります。個人経営のお店などで良くあるのが「名刺、看板、ホームページ、それそれが違うロゴ」であるなどです。

違う業者にそれぞれ発注した結果こうなるのかと思いますが、消費者からするとこういった事はマイナスイメージでしか無く「いい加減な企業」という印象を与えかねません。

ロゴがロゴとして的確に機能するにはこれらの点が大事で、そういったロゴを見た時にお店や企業に対して「ちゃんとしてる感」、言い換えると「信頼感のある印象」を与える事が可能となります。

ロゴは必ずしも格好良い必用はない

「ちゃんとしてる感」とは言い換えると「オフィシャル感」や「公式感」とも言えます。

これはロゴの機能として最も基本的な部分であり「信頼感」を持たせる為に必用な事です。

しかしよく誤解されのが「信頼感 = スタイリッシュ(格好良い)」という考えでしょう。

ロゴは「ナイキ」や「スターバックス」、「Apple」の様にスタイリッシュにである必用がある、という誤解です。

ロゴは「信頼感」と共に「企業の特徴」を伝えるモノなので、必ずしもスタイリッシュに格好良い必用はありません。

「ドン・キホーテ」や「セブンイレブン」のロゴはその業態やサービス内容から「スタイリッシュ」よりも「親しみ」を感じさせるモノです。

この点は中小企業のロゴという事を考える面でも大変重要な点だと思います。

「ウチに格好良いロゴは不要」という中小企業経営者の方も考えを改めるべきではないでしょうか?

中小企業こそロゴが必要

これらを踏まえると「ロゴは大企業のモノ」だとか「中小企業に格好良いロゴなど必要なし」という考えが必ずしも正解ではないと分かると思います。

地元のお客様への信頼感を与える為や同業他社との差別化の為にもちろん有効ですが、現代はインターネットで商売が出来る時代です。

消費者は大企業とか中小企業とかの名前でモノを買いません。良いモノ、安心出来るモノであれば購入します。

むしろ現代の様にインターネットで商売が出来る時代に、大企業との差別化をして優位性を持つためには、中小企業にこそロゴが必用であり独自性や魅力を発信して行く上での強力な武器となるのかと思います。

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